最適陳列の仮説・検証調査例
スーパーマーケットにおけるエンド棚に自社ブランドのPR用トップボードと、自社商品陳列位置の関係を調査したケースです。
自社ブランドのPR用トップボードと、自社商品陳列位置の関係を店舗ごとに調査した例
小売店に依頼し、エンド棚に新たな自社ブランドのPR用トップボードの設置と、自社ブランド商品陳列を行った場合の売上効果を調査しました。
当初から目標通りのPOP設置と商品陳列が行えた店舗群と、既に他社により陳列位置が確保され陳列位置修正に時間を要した店舗では、売上に大きな影響が出ていました。
このことから、トップボードのPOPと自社商品陳列は、最上段からゴールデンラインにかけて行うことが視認効果を高め売上拡大に効果があることが調査により改めて明らかになりました。
- A店舗群:計画通りの陳列が徹底された店舗
- B店舗群:ゴールデンライン付近の陳列を他社に侵食された店舗
- C店舗群:最上段の棚からゴールデンラインの陳列を他社に侵食され、自社ブランドPR用トップボードと自社商品陳列の関係性が断ち切られた店舗
単に売上結果のみからでは、POP設置が行われたことと陳列状況との因果関係などを読み解くことはできません。
継続した棚画像の撮影を行うことで、定石通りのPOP設置と商品陳列が行われているかの把握と、行われていない店舗に対しての要因分析が行えるようになりました。