アウト展開における売上への影響追跡調査例
ドラッグストアのアウト展開例として、メーカー什器に設置した特売トップボードと対象商品陳列(風邪薬の販売手法の一つ)のあり方について調査を行ったケースです。
店舗によってメーカー什器における陳列効果が薄いと考えられたために追跡調査をした例
このケースでは「価格訴求型販売」を狙い、
- 自社商品用メーカー什器を使用
- 特売トップボードのPOPを付ける
という施策を実施したところ、店舗によって売り上げのばらつきが大きかったため、プロメテウスシステム®による追跡調査を行いました。
その結果、売上減少が顕著であった店舗の中には、対象とするメーカー陳列商品の一部に他社商品が陳列されていたケースが判明しました。
さらに、自社商品は「風邪を治しましょう」というキャッチで展開したにもかかわらず、他社商品では「風邪をひかないようにしましょう」というキャッチの商品も混在して陳列されているケースも見られました。
追跡調査をしたことで「アウト展開を行った棚自体への視認効果が薄らいでしまった」ことも、売り上げの減少につながった可能性があることが分かりました。
このように、POSの売上結果だけでは分からない店舗の実態や、売上結果から単なる地域特性と判断できないことが少なからずあり、棚画像データを分析し、追跡調査をすることで様々な要因が判明します。
そして継続して棚画像の撮影を行うことで、店舗毎の細やかな陳列指示が行えるようになりました。