株式会社マーケットヴィジョン

ケーススタディ

解析事例集

新商品の陳列方式と売上傾向について

新商品販売に対して、定石通りの定番棚陳列から数日後に催事棚陳列を行っているかを調査したケースです。

新商品の陳列方式と売上傾向について

新商品の販売手法は、
(1)定番棚陳列を行う
(2)その数日後の販売最適シーズン時に催事棚陳列を加えて行う
という、購買者への視認効果を高めると同時に購買チャンスを逃さない方法が定石と考えられています。
しかし、メーカーと小売店との販売フェイス数の関係により、商品返品を行わないと新商品陳列が行えない店舗は少なくありません。
また、このような店舗の中にはメーカーとの関係を考慮し、なんとか新商品陳列を行おうと苦慮しながら催事棚陳列を先に行ってしまう店舗も見受けられます。
このような催事棚陳列から行った店舗では、新商品が最も売れる時期に定番棚陳列だけとなってしまい、メーカーにとっては売上が伸び悩む結果となることも少なくありません。

催事棚陳列商品を購入し、気に入って再度購入しようとしても定番棚に並んでいなければ機会損失となる!菓子の催事棚陳列は、土日の2日程度であり長くても数日以内が多いため、再度購入しようとしても定番棚になければ購買者の購買意欲が失われるケースがある!

このように、POSデータからの売上結果だけでは見えてこない小売店での新商品陳列傾向は、棚画像を撮り続けることで分かってきます
この結果から、メーカーは各小売店に対して事前に新商品展開方法を細かく分析ができ、メーカー、小売店双方にとって良好な関係を維持しながら新商品展開が行えるようになりました。