株式会社マーケットヴィジョン

ケーススタディ

解析事例集

プロメテウスシステム®を利用した解析の考え方

1.自社の商品の実力を知ろう

自社の商品の商品力を知るには、実店舗のありのままの姿を正確に捉えデータ化し、①他社との比較 ②経年変化等のトレンド データにより客観的に自社の商品の配荷率、店有率、欠品率等の指標により商品力の評価及び商品の抱える課題を発掘することが重要です。
課題が発見できれば、後はその解決策を立案し解決して行くことです。

2.商品力は誰が決める!

商品の実力(商品力)は、メーカーの商品開発者や小売店では決められません。
商品を購入して頂いた“消費者”が使用して、評価をして下さるのです。
消費者の評価が高ければ、小売店では消費者が一番探しやすく、手に取りやすい、いわゆる“ゴールデン・ゾーン”の棚に陳列して売上をさらに拡大する方策を取るでしょう。 では、消費者が初めての商品を購入するきっかけとなるのは何でしょうか。
それは、①商品を製造する企業への信頼 ②商品のコスト×パーフォーマンスが優れている、しかも今まで裏切られたことがない。
図-1に示すように
消費者により、メーカーの商品は、商品力の強い商品、普通の商品、弱い商品に分類され小売店の店頭の陳列棚に登場する訳です。
店頭棚登場力も商品力の強い、普通、弱いによってはっきり棚段が決められてしまいます。オリンピックの表彰台の様なものです。
もちろん、店頭棚に登場できない商品も沢山あり、退場処分させられてしまいます。


図-1

3.店頭棚に登場した商品の評価

店頭棚に登場した商品の評価はどうするのでしょうか。
全国の店舗500店舗、1,000店舗の陳列状況をメーカーの営業マンが直接現場に出向き目視によるチェックはほとんど不可能に近いといえるでしょう。
そこで、マーケットヴィジョンはミッションに掲げた如く、「実店舗のありのままの“姿”を正確に捉えデータ化」する仕事をしています。
500店舗、1,000店舗の店頭棚の撮影画像をAI画像認識を利用して店頭陳列状況を見える化し、解析しているのです。
その解析から、メーカーの商品の陳列状況の課題を発掘し、メーカーの担当者と共同で課題を解決しています。